2019/07/21
大好きなC・V・オールズバーグの中でも特に気に入っている絵本です。
和訳をしているのは、あの村上春樹さんですね。
大人向けのファンタジーとも取れる作品です。
色彩豊かなパステル画からは光や風、干し草の匂いまでも感じられそうです。実際に目で見るのとは違う色を使っているのに、すごくリアルというか臨場感があります。
全体に漂う哀愁と、切なさが心にしみます・・・。
C・V・オールズバーグは、数々の素晴らしい作品を発表しています。映画になっている作品も多くあります。
特に有名なのは、ワーナー・ブラザース、トム・ハンクス主演の2004年の作品。
「The Polar Express」(急行「北極号」ポーラーエクスプレス)ではないでしょうか。
絵本の世界観が見事に表現されています。「あ、これ絵本と同じシーンだ。」と何度も思いました。それだけ絵本が臨場感たっぷりなのです。さらにスピード感とエンターテイメントの要素も、ふんだんに盛り込まれています。映像も美しく、感動的な映画です!
クリスマスが近づくと観たくなります。
自身の絵本にそのまま出てきそうなキュートなおじさま、C・V・オールズバーグ。
アメリカで、最も才能豊かな絵本アーティストの1人と言われています。今後どんな作品を見せてくれるのでしょう。楽しみです。
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